ビジュアルポイ・グラフィックポイの撮影設定と照明設定

ステージでのパフォーマンス、映像記録、生中継等を行う際のカメラ設定・照明設定についてまとめました。

カメラ: SONY FDR-AX100

なお、2014年3月発売のカメラが今なお現役の家庭用カメラで最高画質です。(業務用を合わせるとFS-7等上位機種はあります)
そろそろ4K60P撮影可能な後継機が出るのを待っています・・。

設定の比較一覧

LED軌跡の撮影ができるカメラの種類については別の記事で詳しく説明してありますのでそちらをご覧ください。

#設定結果コメント
1
  • シャッター速度:1/100
  • 露出:オート
  • 照明:通常
  • 軌跡:途切れる
  • LEDの色:白飛びする
  • 人物:見える
照明の明るさや背景によって偶然撮れるときもありますが、基本的には撮れません。
2
  • シャッター速度:1/30 (30P時、fpsと揃ればOK)
  • 露出:オート
  • 照明:通常
  • 軌跡:途切れない
  • LEDの色:白飛びする
  • 人物:見える
軌跡は途切れることなく記録できますが、LEDが白飛びしてしまいます。全体として明るい場所で撮影すれば白飛びしないこともあります。
3
  • シャッター速度:1/30 (30P時、fpsと揃ればOK)
  • 露出:マイナス補正
  • 照明:通常
  • 軌跡:途切れない
  • LEDの色:正しく表現できる
  • 人物:見えにくくなる(または見えなくなる)
軌跡は途切れず、LEDの色も正しく表現できます。ただし、カメラの露出をマイナスにしているので、人物が暗くなり見えにくくなります。そのため照明はしっかり当てる必要があります。
4
  • シャッター速度:1/30 (30P時、fpsと揃ればOK)
  • 露出:マイナス補正
  • 照明:暗め
  • 軌跡:途切れない
  • LEDの色:正しく表現できる
  • 人物:見えなくなる
LEDのパフォーマンス=暗いほうが見やすい。という先入観で照明を暗めにすると、撮影記録上逆効果です。パフォーマーが見えなくなり、せっかく人が回して演技しているのに映像なのか、CGなのか、機会なのかわからなくなります。
5
  • シャッター速度:1/30 (30P時、fpsと揃ればOK)
  • 露出:マイナス補正
  • 照明:しっかり当てる
  • 軌跡:途切れない
  • LEDの色:正しく表現できる
  • 人物:見える
  • 雰囲気:いまいち
軌跡もLEDの色も、パフォーマーもしっかりと記録できる状態になりました。
ただしパフォーマンスを見るお客さんがいる場合は単純な照明あかりだと明るすぎてパフォーマンスの雰囲気があまりよくありません。
照明を組むことができるステージの場合はパフォーマンスの雰囲気に合わせて色の付いた明かりで事前リハーサル時に調整しましょう。
6
  • シャッター速度:1/30 (30P時、fpsと揃ればOK)
  • 露出:マイナス補正
  • 照明:ステージ照明をきちんと作る
  • 軌跡:途切れない
  • LEDの色:正しく表現できる
  • 人物:見える
  • 雰囲気:良し
人物へあてる照明に色を付けて雰囲気を作ることで、ポイの軌跡・色・人物の動き・パフォーマンスの雰囲気、すべてが綺麗に整います。
ただし、照明の組み方については知識が浅いため正しい照明の組み方はプロの方にご相談ください。映像はあくまでサンプルです。